2010年04月15日

『図解 四季のヨーガ 和の身体と心のために』

キタハラです。

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 ナチュラルライフを楽しむ人のセルフケアで人気なのが、ヨーガ。ヨーガはインド発祥の宗教哲学から始まったもので、呼吸法とゆるやかな身体の動きを組み合わせてポーズをとり、心身を整えていく健康法として全世界に広がりました。
 本書『図解 四季のヨーガ 和の身体と心のために』は、インドで発展したヨーガを日本で広めてきた著者が、四季折々の変化を愛でる日本の風土に合うヨーガを探求し、私たち日本人の生活や環境にフィットするアーサナ(ヨーガのポーズ)を組み合わせたプログラムを紹介しています。
 アーサナはそのポーズごとに意味があるため、季節を問わずに心身には有効に働くものですが、四季の移ろいとそれに相関する自分の心身の変化を見極め、より効果的なポーズを選ぶことで、日々をますます健やかに過ごすことができるはずです。
 巻頭には美しい四季の言葉と四季折々の花鳥風月が色艶やかなイラストとともに紹介され、季節に特有の身体の状態とその対策についてのアドバイスが記されています。ヨーガのプログラムもイラスト図解でわかりやすく流れを示してあるので、初心者でも安心。
 この春から、「四季のヨーガ」で心身を見つめ直し、より充実した生活を始めてみるのもよいかもしれませんね。




posted by Waveよこはま at 22:15| 【読んでおきたいeco本】

2009年09月08日

【eco本】すっきりきれい!シンプルクリーニング

キタハラです。

前回ご紹介した『はて・なぜ・どうしてクイズ石けんと合成洗剤 (環境問題チャレンジブック)』は、石けんの化学的な仕組みや合成洗剤の環境負荷についてが主でしたが、今回ご紹介する本『すっきりきれい!シンプルクリーニング』は、石けんや重曹、ビネガーを使った、シンプルなクリーニング法のノウハウをまとめた、見やすくてかわいい、おしゃれな本です。

重曹、炭酸塩、せっけん、酢やクエン酸、そして酸素系漂白剤をうまく組み合わせれば、掃除、洗濯、洗い物、お風呂やトイレ掃除、洗髪、入浴まで、毎日の「洗う」のすべてをカバーすることができます。
そしてこの本をよく読むと、実はせっけんや重曹を使わなくても、水や湯だけで汚れの大半が落ちてしまうということがわかるはず。
例えば台所ならば、軽い油ものであれば亀の子タワシがあればそれだけですっきり汚れが落ちますし、トイレ掃除は毎日ブラシでこすっておけば、頑固な汚れがついた時だけ石けんをふりかければそれで十分なのです。

巻末についている「シンプルクリーニングの適材適所早見表」を見れば、どの洗浄剤をどんな汚れに使えばいいのか、一目瞭然。
お風呂用洗剤、トイレ用洗剤、洗濯用洗剤、台所用洗剤、ガラス窓用洗剤、フローリング用洗剤……と、場所ごとに洗剤を買い替える手間も省けます(使用頻度の少ないパーツ用洗剤は使い切ることなく使用期限を過ぎ、ゴミになってしまうことが大半です)。

ちなみに、この本は、キタハラの師匠が編集をしており、キタハラも一部制作のお手伝いをしております。
よろしければぜひ読んでみてください。



posted by Waveよこはま at 21:12| 【読んでおきたいeco本】

2009年08月25日

【eco本】石けんと合成洗剤

キタハラです。

Waveが活動をスタートした当初、神奈川県にある大手せっけんメーカー太陽油脂の工場を見学しに行きました。
太陽油脂はパックスナチュロンのブランドで知られるせっけん・化粧品のメーカーで、「人と環境に優しい石けん」にこだわり、合成海面活性剤や合成添加物等をいっさい使わない石けんづくりに取り組んでいます。

全国の生協や消費者団体等と一緒に石けんの普及運動を進めてきた、同社の長谷川治家庭品販促・開発部長が書いた、『はて・なぜ・どうしてクイズ石けんと合成洗剤 (環境問題チャレンジブック)』は、クイズ形式で石けんと合成洗剤の違いあれこれがまとめられている一冊。

例えば、
・石けんが環境や身体にやさしいわけは?
・環境ホルモンが危険な理由
・家庭から流れた合成洗剤のゆくえ

など、50の質問に対して長谷川さんが答える形で、わかりやすく読み進めることができます。

洗濯や洗い物は、どの家庭でも、ほぼ毎日やることでしょう。
毎日やることだからこそ、環境にやさしいものを選べば、その効果は絶大です。
合成洗剤がどれだけ環境に対して負荷を与えるのかを知れば、それを使う回数はおのずと減るはずなのですが……。



posted by Waveよこはま at 16:14| 【読んでおきたいeco本】

2009年08月21日

【eco本】eco検定環境活動ハンドブック

キタハラです。

前回の『eco検定公式テキスト』に引き続き、今回は、『eco検定環境活動ハンドブック』のご紹介です。


この本は、eco検定の試験対策本ではありません。
Waveよこはまのように、環境活動をやりたい市民や企業のために、そのノウハウを提供したり、企業がどのように環境コミュニケーションを行ったらよいか、環境活動のケーススタディなどを示した内容です。

CSR=企業の社会的責任、という言葉を今、あちこちで聞く機会が増えてきたと思います。
利益の追求だけでなく、商品やサービスの環境価値を高める役割が企業に求められるようになってきました。
いわゆる社会・環境活動を行うのみならず、企業経営そのものが環境負荷を低減する仕組みにする。
そのためには、環境経営のシステムを取り入れ、環境と経済の両立(ecologyとeconomyの両便益=コベネフィット)を図っていかなければなりません。

市民の側としては、地域の中でいかにコベネフィットを実現していくか。
例えば、リデュース、リユース、リサイクルの3Rを促進するには、「ゴミを出さない」という理念だけでは難しく、実際に資源を回収しやすい仕組み、わかりやすい分別方法を提案するなど、今の生活を損なわない形での新たな社会システムづくりが必要になってきます。
また、里山保全活動、ゴミの削減行動、環境配慮の工場見学といった、誰もが参加できるような環境活動が地域で数多く行われていることも重要です。
企業と市民(NPOなど)が協働で、地域単位で環境活動を行うための土壌づくりをいかに行っていくか。その成功事例とヒントがたくさん紹介されています。

これからは、規模の大小関わらず、企業の価値が環境で推し量られる時代になってきました。
企業やNPOの運営層の方で、そろそろ環境マネジメントを始めたいけれども何から手をつけたらいいのか……と感じている方に、本書はその入口を指し示す本としておすすめです。



posted by Waveよこはま at 00:14| 【読んでおきたいeco本】

2009年08月06日

【eco本】eco検定公式テキスト

キタハラです。

昨年12月、Wave代表金子拓也とキタハラはeco検定を受検。見事合格し、「エコピープル」に認定されました。

その時勉強用に読んでいたのがこの『改訂版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト』です。

この本はいわゆる参考書なわけですが、あなどるなかれ。
このテキストに網羅されている情報は、今話題になっている地球環境問題のいろはが体系的かつ網羅的に扱われており、eco検定を受検する人に限らず、環境について学びたいという人すべてにお勧めできます。

特に押えておきたいのが、巻末にある「環境行政の歩み」について。
環境に関する法整備の歴史画年表形式でまとめてあり、ぱっと見、「教科書的」ではありますが、日本における環境問題は19世紀以降形を変え連綿とつながっており、政治的に重要なファクターであることがよくわかります。
日本での環境問題解決の手法は、公害克服という成功事例(まだ終わったとは言えませんが)を元に組み立てられています。
資源小国である日本が今の「省エネ大国」「革新技術先進国」の地位を確立しているのは、過去の失敗から学び、日本という国の特性を十分鑑みたうえでの戦略、つまり政策が元になっているからにほかなりません。

持続可能性、生物多様性、ヒートアイランド、企業の社会的責任、グリーン購入……。
この本にはこれからの時代を引っ張るキーワードがちりばめられ、その背景が、政治、社会、経済のあらゆる側面からうまくまとまっています。
改訂版は2008年1月刊ですが、情報の質・量的に当面「もつ」内容です。
一家に一冊、必携ですよ。



posted by Waveよこはま at 14:30| 【読んでおきたいeco本】

2009年06月02日

地球温暖化サバイバルブック 気候変動を防ぐための77の方法

キタハラです。


・ワインを貯蔵しておこう
・自然の中で迷子になろう
・ラクダを買おう

……これが、気候変動を防ぐ方法だって? 
あまりにも馬鹿げてる、と憤ることなかれ。
例えば、ラクダは飲まず食わずで何週間も生き延びることができるので手がかからない、寿命が長い、服にも出来て食料源になる、移動手段にもなるなど、ラクダを買うことと気候変動防止をつなぐ論拠がしっかり提示されています。
費用対効果まで示されているのだから、ここは「むう」と納得せざるを得ません(笑)。

地球温暖化 サバイバル ハンドブック 気候変動を防ぐための77の方法』は、そんな風に楽しく、おもしろおかしく、しかしながら真剣に、地球温暖化を防ぐためのノウハウを提供している本。
全編イラストで構成されており、それがまたユーモアにあふれている!
上記のようなふざけた内容もあるが、アイデア次第でどんなことでも地球温暖化防止につながる、そしてこの「変化の時代」に立ち向かうにはペシミスティックに行くよりも、奇抜に斬新に、楽しんだほうがおトク、と思わせるだけの内容があります。

もちろん、
・環境にやさしいオフィスにしよう
・都市中心部の交通渋滞を緩和しよう
・地球にやさしい日用品をそろえよう
などのベーシックな対策方法もあるのでご安心を。








posted by Waveよこはま at 23:48| 【読んでおきたいeco本】

2009年05月27日

【eco本】気候変動+2℃

キタハラです。


「地球の気温は、この100年間で0.76℃上がった」
こう言われても、ピンとこない人は多いと思います。
しかし、平熱が36.5℃の人の体温が0.76℃上がったとしたら、37.26℃。だるくて、ぼーっとして、ちょっとつらいはず。
今の地球は、そんな状態と言えます。
そして、IPCCの報告によると、2100年までに地球の温度は最大6.4℃上がるとか。
体温に換算すると……、42.9℃!!
この体温が続けば、まさしく生命の危機。
地球は今、そんな状況におかれているのです。

気候変動 +2℃』のタイトルにある+2℃は、「人類が越えてはならない一線」と、編者であるThink the Earth プロジェクトの上田壮一氏はまえがきで語っています。
わたしたちの暮らしによって、地球の気温上昇はすでにとどめることのできない流れとなっています。
でも、100年後に+6.4℃までにはならないよう、人類が一丸となって地球温暖化防止に力を注ぐことで、+2℃までのラインを維持することができるはず……なのです。

本書は、右ページに地球の地図、左ページに地球の歴史、温暖化のインパクト、コラム、未来を変える取り組みで構成されています。
ページをパラパラとめくると、1950年から2100年までの150年間の地球の気温の変化が如実にわかります。
地図上に表示される色は、1900年との気温の差。赤から黄色になるにしたがって気温が上昇していることがわかります。
ページを繰るたびに、黄色いもやがかかっていく地球……。どこか、おそろしさを覚えるのは気のせいでしょうか。

気温は、目には見えない。だからこそイメージするのは難しい。
でも今、誰もが「暑い」「何かおかしい」と感じているはずです。
その直感、危機感を「行動」に移さなければ、わたしたちの子どもたちの未来は、ない。恐ろしいですが、目を背けてはならない「不都合な真実」と言えそうです。








posted by Waveよこはま at 22:47| 【読んでおきたいeco本】

2009年05月18日

eco本『もったいないばあさんと考えよう世界のこと』

キタハラです。



……「もったいない」っていうことは、命を大切にするということなんじゃよ……

ずしっと重みのある言葉です。
これは、大ベストセラー絵本『もったいないばあさん 』の作者である真珠まりこさんが、地球で起きているさまざまな問題と世界の子どもたちに起きている現実を、子ども向けにわかりやすくまとめた『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』の帯に書かれている一言です。

この本には、世界の10人の子どもが登場します。みんな9歳。児童労働をしているインドのアムルータちゃん、さらわれて兵士になったシエラレオネのソロリスくん、そして好ききらいで食べ残しをする日本のはなこちゃん……。
同じ9歳なのに、どうしてこんなに暮らしが違ってしまうのでしょうか。

今、世界では異常気象や水不足、森林破壊などが深刻化し、貧困、紛争などが後を断ちません。
一見すると、平和で、豊かな日本に暮らしているわたしたち日本人には、関係なさそうなことばかり。
でも、決してそうではないのです。
日々の食べものに事欠く子どもがいる一方で、日本では食べものの6割を海外から輸入し、その多くを食べ残しています。
「もったいない」の意識を持ち、わたしたちが行動を変えることで、地球で起こっている問題をよい方向に変えていくことができるかもしれない。
本書のあちこちに登場する「もったいないばあさん」のアドバイスを読むことで、日々の暮らしを変えるための気づきが得られます。

この本は、子どもだけでなく、ぜひ、大人にも読んでほしい本です。
内容が深く、わかりやすいことはもちろんのこと、描かれた子どもたちの哀しい目に、「何とかしなきゃ!」という気持ちが湧き上がってくるのです。

また、『もったいないばあさん』『もったいないばあさんがくるよ! 』『もったいないばあさん もったいないことしてないかい? (講談社の創作絵本)』のシリーズは、「もったいない」のセンスを学ぶうえで欠かせない必読の書。
日本で昔から受け継がれてきた生活の知恵、楽しい遊び、いのちを大切にする心を育む……。大人が読んでも楽しくて、暮らしに役立ち、大切なことを教えてくれる本です。こちらもぜひ。


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ちなみに、キタハラが書いた真珠まりこさんへのインタビュー記事は、こちらで読むことができます。
babycom ecology「ちきゅうの食卓」
シリーズ4:「もったいない」のセンスで考える ー 世界と食のこと

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posted by Waveよこはま at 22:14| 【読んでおきたいeco本】

2009年05月12日

『不都合な真実』

キタハラです。

今回から、エココラムと合わせて、不定期で「読んでおきたいエコ入門BOOKコーナー」を開始します。

キタハラは仕事柄、たくさんの資料本を読みます。環境問題に関する本は、専門的で難しいものが多いのですが、一方で、多くの人に地球の問題をわかりやすく伝えるには、難しいばかりだと敬遠してしまいますよね。
デザイン、グラフィック、文章、構成、切り口などがユニークなものだと、本としてもおもしろく、手にとってみたくなる&手に入れたくなるものです。
環境問題は、言葉で危機感をあおるだけでは、実際の「行動」に結びつかないのです。
客観的かつ科学的なデータ、そして現実に起こっていることの写真などによって、「環境問題は他人事ではない、わたしたちの未来の問題なんだ」と気づきを与えることが必要です。

そんなわけで、これまでにキタハラが読んでみておもしろかった本、わかりやすい本をこのコーナーではご紹介しようと思います。
 
 * * *

第一弾は、何と言っても『不都合な真実』です。
2007年の1月に日本語版が発売され、瞬く間にベストセラーになりました。地球温暖化問題への警鐘を鳴らし、世界中が改めて関心を高めたという意味で、その功績はあまりにも大きいと思います。アル・ゴア元米国副大統領が、IPCCとともにノーベル平和賞を受賞したのもうなずけます。

この本は全325ページ、2940円と、いろんな意味でちょっと「重め」ではありますが、大胆なグラフィックデザイン、豊富なデータ、暮らしの提案、アル・ゴア氏のライフヒストリーが巧みに織り込まれ、飽きることがありません。
融解する氷河や、ハリケーンによる水害のショッキングな写真、刻々と変化する地球の地図に、「今、動かなければ地球は本当にヤバい」という気にさせられます。
また、アル・ゴア氏の政治家としての働きを知るにつけ、環境問題はまさに政治そのものになりつつある、ということを知ることができます。

同書の内容をよりわかりやすく、簡単にまとめたのが『不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機』です。内容も、重量も、お値段も「軽め」ではありますが、わたしは断然、完全版のほうをおすすめします。

また、DVD『不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]』もおすすめです。
DVDを観てから本書を読むと、より地球温暖化問題への理解が深まるはずです。


  







posted by Waveよこはま at 21:48| 【読んでおきたいeco本】