2008年08月19日

ゲリラ豪雨と温暖化の関係

キタハラです。

夏ですね.jpg

最近、全国各地で局地的な豪雨が頻繁に起こっています。
1時間に50ミリどころか、100ミリを超す激しい雨、そして風。
道路は瞬間にして水浸しになり、数メートル歩くだけでも全身がずぶぬれになってしまいます。
それなのに、隣りの市ではまったく何ともなかったり……。
東京では8月5日、下水道のマンホール内で作業をしていた5名が流される事故が起きました(亡くなった方のご冥福をお祈りします)。
一部報道では「ゲリラ豪雨」という表現がなされていますが、瞬間的に激しい雨が降り、それが甚大な災害を引き起こしてしまうという意味では、まさに「ゲリラ的」とも言えます。

さて、この「ゲリラ豪雨」ですが、地球温暖化との関係が指摘されています。
近年、このような突発的な豪雨や猛暑、台風の巨大化、水不足など、異常気象が多くなったと実感している方も多いと思いますが、それらは全て温暖化と関係があるのでしょうか?

答えは……「今のところはまだわからない」というのが本当のところです。
1年ほど前、日本、カナダ、イギリスの気象予報士が地球温暖化と気候変動について語るイベントの取材をしたのですが、その際、予報したちは口を揃えて「日々の天気の積み重ねである“気象”の一つを、気候変動という大きな流れに直接結びつけることは危険である」と述べました。
その日起きた豪雨は必ずしも温暖化が原因であるわけではない。
ただ、データが積み重なることで、異常気象の一つひとつにある法則性が見つかり、大きなトレンドを形成していけば、地球温暖化という気候変動との明確な関連が見つかる可能性はあります。

例えば日本では、この10年の間に1時間に50ミリ以上の雨が降る回数はこの10年で3000回に上るといい、100ミリを超える極端な豪雨はこの30年間で2.3倍に増加しているそうです。
このことから、「極端な豪雨が増えている」というのは、一つのトレンドとして認めることができそうです。

「ゲリラ豪雨」の頻発を受け、国でも対策を進める動きが見受けられます。
8月16日には国土交通省と気象庁と連携し、共同でモニタリング調査を行う方針を決めたほか、2009年度の予算に「地球温暖化影響調査費」を要求するそうです。

これまでは、わたしたちの生活が日々の気象に影響を及ぼすなどということは考えられなかったことですが、「ゲリラ豪雨」などの異常気象と地球温暖化の関連が証明されれば、「地球温暖化の原因は人間活動」である以上、わたしたちにもそれを止める責任が生じてくるわけです。


posted by Waveよこはま at 19:14| 【エココラム】