2008年05月18日

石けんも、使う量は少ないほうがいい。

キタハラです。

080518.jpg

食器を洗う時に、当たり前に使う洗剤。
その洗剤が、川の汚染に直結しているということには、意外と気づかないものです。
一般に流通している洗剤の多くは、少量で非常によく泡立ち、汚れもよく落ちる。そして水切れがよい、しかも安い。
しかし、ほとんどが「合成洗剤」。つまり、「合成界面活性剤」を使用しています。
合成界面活性剤には、石油由来や植物油脂由来のものがあります。河川で分解されにくく、川や海の生態系を壊す一因にもなります。
合成洗剤(だけではなく、その他の化学物質も含みますが)に汚染された魚が、巡り巡って私たちの食生活を蝕んでいるのも事実です。
また、合成界面活性剤は、洗濯用洗剤やシャンプー、化粧品などを通して直接わたしたちの体内に侵入し、皮膚障害や内臓障害などの原因になるとも言われています。

合成洗剤を使うより、石けんのほうが環境にやさしい。これは疑う余地はないでしょう。
しかし、石けんであれば大量に使ってよい、というわけではありません。石けんにだって、環境負荷はあるのですから。
なるべく石けんを使う量も少なくて済むよう、洗い方の工夫が必要です。

食べものによる汚れが浄化されるまでには、大量の水が必要です。
油はもっとも分解しにくいものの一つ。例えば大さじ1杯の油がきれいになるには、お風呂の水が約15杯分必要なのです。
コップ1杯の牛乳は浴槽11杯。お椀に1杯の味噌汁は、浴槽5杯分。
そう考えると、食べ残しを排水溝に流すだけで、相当に水を汚していることになるのです。

食器を洗う前は、古い布などで油汚れや醤油などの水分を吸収し、それらは燃えるゴミへ。
汚れがある程度落ちていれば、使う石けんの量も少なくて済みます。
キタハラ家では、食器洗いに使う石けんは、天ぷら油を再生した粉石けんを使っています。
粉石けんをそのままスポンジにつけて泡立てると、意外と大量の石けんを使うことになります。
そこで、少し大きめのカップに粉石けんを振り入れ、お湯で溶かして液状にし、それにスポンジを浸して泡立てます。
少量でよく泡立つので、使う量も最小限で済みます。

水を汚さないこと。水を大切に使うこと。
川と台所がつながっていることがイメージできれば、両立するのは簡単ですよ。


posted by Waveよこはま at 15:00| 【エココラム】