2008年03月31日

パックスナチュロンの石けん工場に行ってきました!


キタハラです。

みなさん、横浜には「パックスナチュロン」ブランドで有名な石けんメーカー、太陽油脂の本社・工場があることをご存知ですか?

カナロコの宮島真希子さんのご案内のもと、3月25日(火)、Wave代表の金子、事務局の土谷、そしてライターの北原の3名で太陽油脂に行ってきました。

迎えてくださったのは同社の長谷川治家庭品販促・開発部長。
長年、「洗う」という行為が水環境に及ぼす影響について、科学的な知見からさまざまな提案を行い、全国の生協や消費者団体等とともに石けんの普及運動にかかわってきた方です。

太陽油脂長谷川さん
(お話をする太陽油脂の長谷川部長・左)

長谷川部長の話でまずショックだったのは、わたしたちが日常使っている洗剤の多くは、実は多くの有害化学物質を含んでいるということ。いわゆる「合成洗剤」は、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムやポリオキシエチレンアルキルエーテルなどに代表される、石油から生成される合成界面活性剤からつくられているのです。

合成洗剤を使えば、いかにも強力に衣類や食器の汚れが落ち、きれいに仕上る(ように見える)かもしれない。しかしそれは同時に、環境中にガソリンと同等の有害物質を垂れ流していることにほかなりません。食器洗いや洗濯で使った合成洗剤が、川を汚し、海に蓄積して、魚や水生生物、微生物が棲めない環境にしているのです。もちろん、水質の汚染は私たちの生活に直接返ってきますし、人間の体そのものへの影響も無視できません。

一方石けんは、油脂にアルカリ分(カセイソーダやカセイカリ)を加えて混ぜるだけの、シンプルな製法でできています。環境中に排出されても、水の中のカルシウムと結びついてカルシウム石けんとなり、魚のエサになります(カルシウム石けんは畜産飼料としても使われます)。まさに「自然に還る」洗剤なのです。

ただし、石けんの使い方にはコツがあります。石けんは「酸」に弱いため、お酢やレモン汁などの酸性のものと合わさると反応し、本来の原料である油脂が出て脂っぽくなります。体や髪を洗う際も、酸性である汗が残っている場合は泡立ちにくく、そのため、石けんを使う前にしっかり予洗いをする、二度洗いなどが必要になります。酸とアルカリ、油脂のシンプルなメカニズムがわかれば、何ら難しいことはありません。

太陽油脂工場内
(石けん製造工程を見学しました。ボトル型の石けんシャンプーやリンスは、90%が詰め替え需要だそうです)

石けんはシンプルなものだからこそ、原料の油脂の質にはこだわりたいーー。工場見学では、そんな太陽油脂の姿勢を実感できました。工場内はとてもよい香りで満たされており、石けんは本当に安心して使えるものなんだなあ、と。また、工場稼働におけるエネルギーは、太陽光発電やコージェネレーション(熱と動力を同時に発生させる熱源供給システム)でほぼ自給しているとのこと。生産活動でも環境配慮型を貫いていることにも、感銘を受けました。

「せっかくリユース食器の事業をなさるのだから、ぜひ“洗うプロ”になってください」との長谷川部長の言葉に力をいただきました。今回の工場見学を機に、Waveで石けんを使うことはもちろんのこと、「洗う」ことを通じて環境を考える取り組みを進めていきたいと感じました。

長谷川部長、開発部の齋藤慎二さん、宮島さん、本当にありがとうございました。


(☆今後、石けんについてのコラムを随時掲載していきます!)
posted by Waveよこはま at 15:04| 【活動報告】